本当の危機が訪れた時に、誰が裸で泳いでいるか? ユダヤ流リスク回避術

 

Only when the tide goes out do you discover who has been swimming naked.

By Warren Buffett

 

「本当の危機が訪れた時に、誰が裸で泳いでいたかが分かる」という意味です。

世界で有名な投資家ウォーレン・バフェットの言葉です。

 

 

何か物がたくさんあるとき、その物が無くなったりする心配はしません。

しかし、その物が急に減った時に人はどういった行動を取れるでしょうか?

 

 

この例では、水位が急に下がって行った時に、泳力があるものだけが生き残り、

余裕をこいて裸で泳いでいた人は脱落して行くということを示しています。

 

ユダヤ教の律法であるトーラー(日本では一般的には旧約聖書)には下記の文章があります。

 

 

創世記41章: エジプトの王(ファラオ)がある夢を見ます。

 

ナイル川のほとりに立っていると、突然川から丸々と太った雌牛が7頭出て来て、

あたりの草を食べ始めるのです。次に、また別に雌牛が7頭出て来ます。

 

骨と皮だけで、あばら骨が浮いているような痩せた牛ばかりです。

 

それが、歩いて行って太った牛の隣に立ったかと思うと、

その太った牛を食べてしまったのです。王は、そこで目が覚めました。

 

やがて、またうとうとと寝入ると、別の夢を見ました。

今度は、1本の茎に穀物の穂が7つ出てきているのです。

 

1つ1つはみな形も良く、実がいっぱい詰まっています。

 

 

ところが突然、同じ茎にまた別の穂が7つ現れました。

 

どれもこれも熱い東風にやられてちりちりに焼け、実が入っていません。

 

なんと、このしなびた穂が、実のたっぷり入った形の良い7つの穂を

飲み込んでしまいました。そこでまた目が覚めました。

 

 

ヘブライ人(ユダヤ人)のジョセフは、ファラオのこの2つの夢は、

下記のことを暗示しているとファラオに説明しました。

 

1) これから7年間は豊作が続くということ

2) その後の7年間は飢饉が続くということ

 

 

だから今のうちに7年後の飢饉に備えて、「豊作の7年間の間に毎年の収穫を

食べ尽くしてしまわずに、可能な限り貯蔵する」という戦略を取ったのです。

 

 

周辺の国は、大飢饉によりその富の全てを失いましたが、ジョセフのアドバイスを

取り入れたファラオのエジプトだけは、何とかその飢饉を凌いだのです。

 

 

このトーラーの一説により、ユダヤ人はうまく行っている時、

次に何か悪いことが起きても耐えられるように、

リスク管理の大切さを学ぶのです。しかも幼少期の頃からです!

 

 

コロナウイルスが世界に広まってから、

あなた(およびあなたの会社)はどのように行動しましたか?

 

 

何とか策を練って行動し、生き延びた企業もあると思います。

逆に何もできずに倒産してしまった企業も多くあります。

 

 

パンデミックから新たなビジネスモデルを見つけることができた

優れた企業や個人もいるでしょう。

 

しかし、最もスマートなのは

「何か起きてもしっかりと対処できる基盤を事前に作っておく」

ということではないでしょうか?

 

あなたの身近な「当たり前」が突然なくなるというリスクを考えてみませんか?

 

 

1) あなたの住んでいるところ、もしくは日本全体に天災が起きたら?

2) 近隣諸国が日本を攻撃してきたら?

3) 日本という国が破綻すれば?

4) 銀行が破綻すれば?

5) 今勤めている会社が倒産したら?

 

 

全てのユダヤ人が常にリスクを考えて「行動できている」という訳ではありません。

 

当然、ユダヤ人も人間です。考えが染み付いていても、「自分には起こらないだろう」

そう思っているユダヤ人もいるのです。

 

 

しかし、幼少期から「役に立つ知恵」と「不変の真理」を学んでいるユダヤ人と

詰め込みの義務教育ではやはり生き延びることができる力の差があるのは当然です。

 

 

例えば、日本に安心して住むことができないという状況になる前に...

 

1) いつでも違う国に住める権利を持っておく

2) その国の言語、もしくは英語を使えるようになっておく

3) 海外に銀行口座を持っておく

4) 外貨を持っておく

5) 会社に頼らず、自分で収入を得られるスキルと知識を身につけておく

 

 

その他にも対応策はあると思います。

 

 

まずはあなたの身の回りの「当たり前」を洗い出し、

その状況が続かなくなった場合を想定してみましょう!

 

エルナンデス

30代の元会社経営者。

ユダヤ人と結婚し、海外にてユダヤ文化の中で生活中。

トーラー(ユダヤ教の律法)とタルムード(トーラーの学習・研究)を通し、ユダヤ人のビジネス・お金の考え方、幸せになるための方法など、「人間の幸せの真髄」を発信中。

同志社大学卒業後、人材紹介業や商社などに勤務。カナダにて国際貿易と国際ビジネスを学び、
帰国後に会社(輸入商社)を設立。

ベンチャー企業で働いた経験と起業の経験、フィリピン・カナダ・メキシコ・ドイツに住んだ経験、ユダヤ流の世界を相手にする交渉術、投資術とリスク管理を実践中。

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